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雑談用ブログです。 レポート等は shogi.pw (ゆるく将棋三段を目指す) で継続します。

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第4期叡王戦の感想

1. 台湾 with Smells Like Teen Spirit / Nirvana
狂気のリングに上がるには自らを奮い立たせなければならない。血の匂いすら感じるその場所では衆人環境下で合法的に殴り合い、どちらかが倒れるまで戦い続けなければならない。君臨するものと登り来る者の戦いは、1年の時を経て必ずやってくる。地球上で最大8人しか許されない地位を得た者は、その立ち位置を譲るまいと、やってきた者を蹴落とさなければならない。でなければ、自らが落ち行くこととなる。それがこの世界のルールだ。

命を賭して戦うには日常とは違う相応のリズムを持たなければならない。狂気の世界の、狂気のリズムを手に流れを作る。鼓動を聞いて震える体は闘争心の表れだ。もっと加速させるんだ。もっともっと加速させて、疾風のごとく敵を切り裂く刃を磨け。

「強えぇ奴と戦いたいんだ。待ってるぜ。」実はそう思っていたんだ。そのために俺はもっと強くなる。誰が来たって負けない。
小刻みにギターのリフが鳴り響く。狂気の世界に似合う、あの奇妙な歌。

Smells Like Teen Spirit - 十代のような心の叫び

闘争心を掻き立てるには持って来いだ。27歳で自死を選んだカート・コバーン率いる Nirvana は、当時の若者を熱狂させた。怒りと危うさが折重なった楽曲は自信と恐怖を感じさせ、聞き入るというよりは心酔するという表現がしっくりくる。
With the lights out, it’s less dangerous / 灯を落とせば、危険じゃないさ
Here we are now, entertain us / ここに来たんだ、楽しませてくれよ
I feel stupid and contagious / バカげた気分は伝染るかもな
Here we are now, entertain us / 準備はできた、楽しませてくれよ

盤上は荒れ狂った。二転三転する終盤に怒号が飛び交い形勢は揺れる。指した方が良く見え、すなわち一手ごとに見ている者を惑わせた。盤の下に敷かれた赤色のカーペットは、まさに血の色を想起したのかもしれないし、あるいはその色が二人を斬り合いに誘発したのかもしれない。つばぜり合いで互いに傷つき血を流している場面が目の奥に浮かぶ。

やがて異国の地での死闘は挑戦者が制した。
再び、頭の中で Smells Like Teen Spirit がリフレインした。


2. 北海道 with I will survive / Gloria Gaynor

死の淵にいる。スルリと転げ落ちた勝ちは大きく、早くも絶体絶命の立場に追い込まれていた。先の敗戦は単なる一敗ではなく、このシリーズを流れをも作り出すような渦となりつつある。敏感に感じ取り、心模様がさざめく。
とにかく生き残る、ということに尽きる。まだ2戦目という余裕は全くない。生きるか死ぬかの瀬戸際。自分を信じる。この1年を信じる。北の果てに向かう飛行機の中で自らに言い聞かせる。ここが勝負なんだと。ベストを尽くした先には何かがある。きっと何かがある。
生存競争。強い奴だけが生き残る世界を怖いと感じるのは、俺がまだ生きているからだろ。だったら生きてる証を見せつけてやろうじゃないか。

Do you think I'd crumble / 俺が壊れてるだって?
Did you think I'd lay down and die? / もう死に体だっていうのかい?
Oh no, not I, I will survive / そんなことはないさ、俺は生き延びる
Oh, as long as I know how to love, I know I'll stay alive / 愛し続ければ、生きていけるんだよ
I've got all my life to live / 俺の命はまだ続くんだよ

北海道の大自然が人としての本能を呼び覚ます。これほどに無意識でかつ強く勝ちたいと熱望したことはあるだろうか。少し肌寒い北の大地に降り立っても、体は熱いままだった。

選ばれた戦型は横歩取り。居飛車の中でも序盤から激しい変化を含む短手数で決着が着きやすいと言われる形だ。一説によると詰みまで研究されている進行もあるという。そんな危険性を孕んだ戦型だが、将棋の戦型というのは避けようと思えばいくらでも避けられる。今回の横歩取りは双方の合意だ。将棋のおける合意は言葉では無く、盤上の指し手で表される。
やりますか?
やりましょう。
そんな対話の連続で将棋は成り立っている。横歩取りの合意は、斬り合い上等、俺の方が踏み込める(研究している)と言い合っているようなものだ。
攻めることでアイデンティティを取り戻す。振り返らない。決意を持った一手一手が盤上でズシリと音を立てる。スピード感あふれる戦型のはずが、確かに進行は十分に速いのだが、駒が非常に重く見える。読みの入った一手というのは木製の駒に重量を持たせ、見ているものをブラックホールの渦にでも放り込むかのようだ。

濃密でずっしりとした時を経て、でも将棋の平均手数よりも僅かに少ない98手で収束した。
最後はとてもとても静かだった。


3. 長崎 with Machine / Imagine Dragons

自分じゃない自分を自分の中から産み出さなければならない。人間を越えなければならない。限界を突破するための方法は何だろう?泥の沼を掻きわけるような思いを抱え、邪魔をしているのは、この感情かとも思ったりする。将棋に感情は必要ないとも言われる。盤上で一喜一憂していては冷静な判断はできない。だが、時に勇敢に踏み込まざるをえない時、拠り所は心の強さだ。マシーンのような冷静さと、勇者のような心の強さ。

I’m not a part of your machine, Not a part of your machine  / 俺はあんたの機械の一部じゃない
I’m not scared of what you’re gonna tell me / あんたが言うことなんて気にしない
No I’m not scared of The beast in the belly / 窮地に立ったって怯えやしないさ

幕末の折に時代を変えようとした志士達が集いた場所で、最も新しく創設されたタイトル戦が行われる。電王戦とそれに続く叡王戦は新旧の価値観の変遷を裏テーマにした候補地選択をしているのかもしれない。私たちは時代の目撃者だ。

AIの時代は確実に迫っている。人と人の戦いであっても、その影響は免れない。いずれ人はマシーンにのみ込まれる、あるいは人自体がマシーンとなってしまうのか。
数年前、マシーンに対してに冷たい一言を放った男が挑戦者の永瀬であるが、その永瀬が一番マシーンに近いのかもしれない。同世代から人の才能を見せつけられた永瀬は、努力に努力を重ね人を越えようとしている。その様を今一番身近で感じているチャンピオンは、もしかしたら薄気味悪くすら感じているかもしれない。冷たくて黒くて固い得体のしれない物体。そんなイメージを持ったとしても打ち砕かなければならない。武器は何がいい?切れ味の良い日本刀か、ずっしりと重いハンマーか、あるいは一撃必殺のスナイパーライフルか。

盤上は少し珍しい相土居矢倉というバランス感覚を試される戦型となった。序盤から先手の猛攻で綱渡りのような将棋を強いられ、それはまるでフェンシングの戦いのようでもあった。鋭い切っ先が鼻をかすめ、体を小刻みに動かして相手の隙を伺う神経戦だ。足元の正確なステップと同時に上体では適切なタイミングで剣を突きつけなければならない。少しでも攻撃のタイミングを間違えば、あっという間に攻守が入れ替わる。この戦いで試されるのは勇敢さだと思った。でもマシーンには勇敢という感情はあるのだろうか?いつか人間らしいAIだってでてくるかもしれない。



4. 広島 with Figure of Eight / Paul McCartney

何かが噛み合っていない。この1か月は時間の感覚がくるっている。一瞬のようでもあり、永遠を感じる事さえあった。自分の中の違和感は解消されないが、目を閉じると応援してくれている多くの顔が浮かぶ。この1年で何人の人に会っただろうか。独りじゃないと感じたし、多忙で充実な時間は自分を何ランクをも引き上げてくれた。
でも終わってしまった。
フルスイングは空を切り続けてしまった。いや、フルスイングすらできていなかったかもしれない。いったりきたりの人生か。これもまた受け入れるしかないのだけれど、ちょっとだけ時間が欲しい。もっと将棋を指していたい。もっとこの将棋を指していたい。そんな思いが出てしまったかもしれない。
最高の将棋を見せたい。
最高の将棋で魅せたい。
それは勝利という条件の下だけで言えることなのだと分かっているのだけれど。 どっちに進めばいい?どっちに光が刺している?

Is it better to love one another than to go for a walk in the dark?
無暗に突き進むより、愛のある方へ進むべきだよね?
Is it better to love than to give in to hate?
憎しむよりも、向き合うべきだよね?
We’d better take good care of each other avoid slipping back off the straight and narrow
狭くて曲がりくねった道だから、落っこちそうになっちゃってるかも
It’s better by far than getting stuck in a figure of eight
無限の思考の中で、そんなことを考えてしまうんだよね

全ての者の胸を締めつける雨が降り、今年のドラマが終わったことを印象付けた。私たちは夢を見て、酔いしれた。だけどね、そこには絶望は無いんだよ。この傷は一時の傷でしかないことを知ってる、分かってる。
今は土砂降りの雨に打たれた後かもしれない。でも、あなたの代わりに泣いてくれる人が多くいることを忘れてはいけない。あなたの悲しみは私の悲しみ、あなたの希望は私の希望。最短の交代劇。それでも心に響いて深く刻まれた。人それぞれの胸の中に。

勝者はまだ腹ペコだった。飢えているのではなく容量に達していないようだ。それは彼らしいこの舞台への惜別と嬉しさの表現なのだろう。





5. エンディング with I want you back / The Jackson 5
もし私がエンディング映像を作るとしたら、少年時代のマイケル・ジャクソンが歌うこの曲を BGMに選ぶであろう。最高にポップで、最高に切ない曲を。

Oh darlin', I was blind to let you go
そんなに早く行っちゃうなんて聞いてなかったよ
Let you go, baby
でも君の心は動いてしまった
But now since I see you in his arms
もう僕のもとにはいないのを知ってる
I want you back
取り戻すよ
Yes I do now
今から君を取り戻す

おとなしかった少年はいつしか「愛されキャラ」となり、師匠や先輩、あるいは同僚、そしてファンが目を離せない存在になった。頂点に立って強い思いを知った。私は「ヒーロー」だと思っている。ヒーローというのは勝ち続ける強い存在ではなく、誰かのために戦い続け、倒れても起き上がり、そして最後に勝つ者である。時に弱さを見せることもある。でもそんな時は必ず誰かが手を差し伸べる。時には遠くから見守り、時には直接的に声を掛けたりもする。プロ野球球団であれば、渋谷区民にとってのヤクルト・スワローズのような存在。おっと、彼は横浜出身だった。DNA ベイスターズと言い直そう。いつかきっと大きくなってまた戻ってくるだろう。その時の姿が楽しみである。

そしてこの夢は必ずしも彼のものではない。
第1期、第2期叡王戦優勝者を始め、全ての挑戦者がまたそれぞれの場所から更に高みを目指す夢でもある。それを見つめる全員の夢でもある。

I want you back!





朝四時、シアトルの外れでニコニコ生放送で最後の戦いを見守った。
(そう、アメリカでも見れるんだよ)
途中、少し寝落ちしちゃったことは沙恵先生には内緒にしておきたい。渡辺二冠は許してくれるだろう。「生理現象には勝てないし、自分の対局じゃないしね」と、合理的判断で。
その後しばらくしてシャワーを浴びて帰国の途に着いた。この文章のほとんどは飛行機の中で書いた。閉ざされた空間で私は今期の叡王戦を振り返った。特にどちらかを応援していた訳ではないのだけれども、敗者の側から想像してみた。なんか、そうしたくなったのだ。素人の戯言だと思ってあしらってください。ただ、今の気持ちを残しておきたかっただけなのです。

叡王戦 - http://www.eiou.jp/

(2019年5月 - 令和元年)

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2019年4月~6月のタイトル戦

春のタイトル戦です。
6月からは棋聖戦も始まります。

名人戦 佐藤天彦名人 vs 豊島将之二冠
第1局 4月10日(水)・11日(木) 東京都文京区「ホテル椿山荘東京」
第2局 4月22日(月)・23日(火) 山口県萩市「松陰神社 立志殿」
第3局 5月7日(火)・8日(水)  岡山県倉敷市「倉敷市芸文館」
第4局 5月16日(木)・17日(金) 福岡県飯塚市「麻生大浦荘」
第5局 5月29日(水)・30日(木) 東京都港区「浄土宗大本山 増上寺」
第6局 6月10日(月)・11日(火) 山梨県甲府市「常磐ホテル」
第7局 6月25日(火)・26日(水) 山形県天童市「天童ホテル」
叡王戦 髙見泰地叡王 vs 永瀬拓矢七段
第1局 4月6日(土) 台湾「圓山大飯店」
第2局 4月13日(土) 北海道「北こぶし知床 ホテル&リゾート」
第3局 5月4日(土) 長崎県「史跡料亭 花月」
第4局 5月11日(土) 広島県「みやじまの宿 岩惣」
第5,6局  5月25日(土) 山梨県「常磐ホテル」
第7局 6月1日(土) 静岡県「伊豆今井浜温泉 今井荘」

マイナビ女子オープン 西山朋佳女王 vs 里見香奈女流四冠
第1局  4月9日(火)  神奈川県秦野市「元湯 陣屋」
第2局  4月22日(月)  東京都港区「明治記念館」
第3局  5月14日(火) 埼玉県さいたま市岩槻区「桜茶屋」
第4局  5月22日(水) 東京都渋谷区千駄ヶ谷「東京・将棋会館」
第5局  6月5日(水) 東京都渋谷区千駄ヶ谷「東京・将棋会館」
女流王位戦 渡部愛女流王位 vs 里見香奈女流四冠
第1局 4月25日(木)兵庫県姫路市「夢乃井」
第2局 5月8日(水)北海道帯広市「とかちプラザ」
第3局 5月29日(水)福岡県飯塚市「旧伊藤伝衛門邸」
第4局 6月13日(木)徳島県徳島市「JRホテルクレメント徳島」
第5局 6月25日(火)東京都渋谷区「将棋会館」

ざっと色分けしたのが以下のカレンダーです。
名人戦 黄色
叡王戦 緑
マイナビ女子オープン 赤
女流王位戦 オレンジ

大盤解説会が楽しみですね。

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棋士がこぞって食べる将棋めし「みろく庵」とは  2019.3.13

記憶を記録に残すのが将棋ファンの使命。
と勝手に思っており、些細な事ですがメモとして残しておきます。

長年、将棋棋士のお腹を満たしてきた「みろく庵」が 2019年3月末を持って閉店することになりました。
「将棋めし」としても知られ、藤井四段(当時)の 29連勝の新記録が掛かった対局でも、昼食はみろく庵の出前でした。

諸々の事情の末、現在は対局中の棋士の外出が禁止されている中において、出前は唯一の気分転換にもなるであろうし勝敗の結果にも影響しかねない。

将棋ファンにとっては、「棋士と同じものを食べられる」ということで聖地化されてもいる。
(みろく庵、ほそ島や、ふじもと は三大聖地として知られている。最近は紫金飯店が食い込んできている)

かつては、チャコ(大勢を引き連れてくる大介九段、食べた後テーブルで突っ伏して寝ているS七段など良くみた)、アンフォラでも昼食時には棋士の姿を見ることも多かった。順位戦の昼過ぎにはドトールで思案にふけるF九段を見かけることも多かった。今だから言えるのだけれども。

さて、
閉店の報の後、みろく庵は繁盛しているとの事で、もしかしたらもう夜には行けないかもと思い、今日は昼ご飯を食べに行ってきました。

(立て直ししないのであれば、居抜きで誰かが借りて「新みろく庵」を開業するかもしれない)

開店時間は11時なので、11時に行きました。開店直後なら多分混んでないだろうし。
読み通り、既に前後合わせて10人ぐらいの客がいましたが、無事入店して注文。カレー丼を頂きました。
 

私が食べたのは、カレー味のあんが掛かったカレー丼。シンプルで優しい味です。
(じょい豆腐定食、豚キムチうどん、すき焼き丼、から揚げ定食などが人気があります)


本日、東京 将棋連盟では12局(24人)の対局が行われています。
食べながら店員の出前の応対が聞こえたのですが、どうやら将棋連盟からの注文数も多いようで、この注文以降、出前と入店がストップされました。「棋士の方は遅れられないからね。」ということで、連盟への出前対応を優先した後、再度、出前と店内対応をする方針のようです。

私は、あと1回か2回か、みろく庵を再訪したいと思っています。

みろく庵の記憶フォーエバー。

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第4期叡王戦はどこで行われるのか?

2018年にタイトルに昇格した叡王戦。
2019年には防衛戦となる第4期叡王戦が行われます。
対局者は髙見叡王 vs 永瀬七段と、どちらも20代と若い二人です。

タイトル戦がどこで行われるのか楽しみです。
ドワンゴさん、今回は期待していいんですよね?
私はカドカワの株主ですから応援していますよ!

今までの電王戦・叡王戦の対局地は以下となっています。

第3期叡王戦(2018年)
 名古屋城(愛知県)
 宗像大社(福岡県)
 瑞巌寺(宮城県)
 富岡製糸場(群馬県)
第2期叡王戦(2017年)
 万国津梁館(沖縄県)
 迎賓館(東京都)
 常盤ホテル(山梨県)
第1期叡王戦(2016年)
 国立科学博物館(東京都)
 京都国立博物館(東京都)
第2期電王戦(2017年)
 姫路城(兵庫県)
第1期電王戦(2016年)
  関山 中尊寺(岩手県)
  比叡山 延暦寺(滋賀県)
将棋電王戦 Final (2015年)
 二条城(京都府)
 高知城(高知県)
 五稜郭(北海道)
 薬師寺(奈良県)
 東京・将棋会館
第3回将棋電王戦
 有明コロシアム(東京都)
 両国国技館(東京都)
 あべのハルカス(大阪府)
 小田原城(神奈川県)
 東京・将棋会館

地図で46都道府県を色付けすると以下のようになっています。


今まで関連する対局が行われていない県も多くありますし、海外も候補の一つだと思います。

[私の予想]
1. 海外
台湾 or 香港
*台湾は支部もあります。近いし親日国だし、私も大好きな国。
**香港は青嶋五段がチェスで優勝してたし。
2.大学
立教大学キャンパス
*高見叡王の出身大学
3. 横浜
高見叡王、永瀬七段、共に横浜出身なので横浜でやって欲しい。
じゃあ、横浜のどこか?
私は、横浜港からクルーズ船に乗って船上対決だと思います。
アメリカ横断ウルトラクイズのNY決勝も船上対決ありましたよね。
4. 広島
叡王戦・電王戦では行われていないから。
宮島はどうでしょう?
広島出身の棋士も多いし、将棋も盛んだし良いのでは?
5. 青森
こちらも叡王戦・電王戦では行われていない。
恐山はどうでしょう?

以上、私の予想です。
振り駒は、永野 芽郁さん。
私が見たいからw
(3月14日 ニコファーレ行きます)

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2019年3月1週目の対局みどころ

(古いコンテンツは残したまま、今後の大盤解説レポートは shogi.pw にて行います。)

2019年3月4日~8日の注目のカード

1.女流王位戦 挑決リーグ最終節

渡部女流王位への挑戦者を決める女流王位戦挑決リーグです。https://www.shogi.or.jp/match/jo_oui/30/honsen.html 

3月4日(月)
<紅組>
里見香奈 vs 本田小百合 *携帯中継
谷口由紀 vs 香川愛生
甲斐智美 vs 石本さくら
里見香奈女流四冠(4-0) と 本田小百合女流三段(3-1) の直接対決で、里見女流四冠が勝てば挑戦者決定戦へ進出する。本田女流三段が勝つとプレーオフ。

<白組>
清水市代  vs 伊藤沙恵 *携帯中継
長沢千和子 vs 山田久美
室田伊緒 vs 山根ことみ
清水市代女流五段(3-1)と伊藤沙恵女流二段(4-0) の直接対決で、伊藤女流二段は勝てば挑戦者決定戦へ進出する。
山根ことみ女流初段(3-1) は勝てば、伊藤女流二段の結果次第でプレーオフの可能性があり。

伊藤女流二段ガンバレ!(筆者の心の叫び)

2. 倉敷藤花 トーナメント始まる

トーナメント表が公開されました。
https://www.shogi.or.jp/match/touka/27/index.html

見てるだけでクラクラします。
3月6日(水) に2局対局があります。

上川香織 vs 井道千尋
船戸陽子 vs 中村桃子


3. マイナビ女子オープン 挑戦者決定戦


西山朋佳女王に挑戦するのは誰となるのか?

里見香奈 vs 加藤桃子 (奨励会初段) *携帯中継

里見女流四冠が女流棋界統一に向かうのか、元女王の加藤桃子さんが取り返しにいくのか。タイトルの序列はさておき、「女王」の肩書は強さと美しさを兼ねそろえた甘美な響きがあります。絶対に欲しいタイトルでしょう。



そして、3月5日(火)には、C1 順位戦最終節があります。

藤井七段の昇級は他力です。
昇級は2人。順位が4番目なので、上にいる3人のうち2人が負けなければ何らない。もちろん自分も勝たなければなりません。

相当厳しいと思います。師匠との同時昇級はほぼ無いと思われます。
それでも、今まで数々のミラクルを起こしてきた藤井七段ですから、女神が微笑むかもしれません。

私がここで書かなくても、各メディアが取り上げるでしょうから、そちらを見ていただければと(笑)


来週も将棋観戦を楽しもう!


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第45期 岡田美術館杯 女流名人戦 五番勝負 第2局 前夜祭・大盤解説会に行ってきた

2019年1月26日 朝、出雲に着いた。
前日の夜に新宿から夜行バスに乗り13時間。初めて深夜バスに乗ったが車内で寝られたこともあり朝から調子が良い。しかし、出雲の朝は寒かった。気温3度、時折、霰まじりの吹雪となるなか、出雲大社を散策する。午前中は人が少なく静かにゆっくりと周ることができる。女性の参拝客が多いのは縁結びスポットとされているだろうか。あるいは最近の神社仏閣は女性客が多いのか。隣接の島根県立古代出雲歴史博物館にも立ち寄り、出雲の歴史を学習する。出雲そばを食べ、出雲市駅前の風呂に入り、喫茶店でコーヒーを飲んでホテルにチェックインする。


 


[完全アウェイの前夜祭へ]

駅前のホテルから前夜祭会場のニューウェルシティ出雲までは1kmほどなので徒歩で向かう。が、寒い!風が強く、雪も降ってきた。暗い!半泣きになりながら会場に到着する。



定員150名の前夜祭は満席。里見女流名人のお膝元とあって応援するファンも多いのだろう。格式ばった感じではなく和やかな会で、とても温かみを感じる。出雲市長も里見女流名人を熱烈応援しており、町を挙げてのバックアップ。里見さんはとても心強いだろう。里見さんの表情は、心なしか普段よりもリラックスしているように見える。

前夜祭の様子は公式ブログも参照ください。
http://kifulog.shogi.or.jp/joryumeijin/

出雲市の乾杯条例により日本酒で乾杯する。



島根県の地酒も並ぶ。左から以下。どれも旨い。
 ヤマサン正宗 酒持田本店 http://www.sakemochida.jp/
 じゅうじあさひ 旭日酒造 http://www.jujiasahi.co.jp/
 天穏 http://www.tenon.jp/
 出雲富士 http://www.izumofuji.com/

 
料理も多く並ぶ。昼に蕎麦を食べたけど夜も食べる。

井上慶太理事がインフルエンザで欠席のため、佐藤康光会長の挨拶文を畠山七段が代読する。インフルエンザが流行っている。気を付けていても感染する時は感染する。

隙を見て伊藤女流二段と少し話をする。やはり、アウェイの空気感をひしひしと感じているよう。前夜祭自体が里見後援会みたいなものだから致し方ない。たまたま隣の席になった男性と一緒に伊藤女流と共に話をしにいっており、彼は直前に出雲に越してきたばかりと聞いていたので「彼は出雲に住んでますが伊藤ファンです」と勝手に紹介する。「引っ越してきたばかりで(苦笑)」少なくても援軍が近くにいるということが、少しでもプラスに働いてくれれば良いし、リラックスして過ごして欲しい。

将棋の応援というのは難しい。今回のように顔を知っててもらっていて、直接、激励できるということは本当に少ない機会である。前夜祭だって関係者のみということもある。タイトル戦以外の対局では、その多くは棋譜中継されず注目度ははかり知ることができない。ファンも直接応援する術はない。そもそも棋士にとってファンの応援は、どのような位置づけになるのだろうか?盤に向かうと完全に孤独な戦いとなる。スポーツと違って声援は聞こえない。淡々と対局に勝てば良いだけなのかもしれないが、そのうち何のために戦っているのか自問することになるのではないだろうか。人が強くなるには、そして、自分の持っている力以上の力を出すには他人の介在が欠かせないと思う。自分自身を最初から最後まで100%信じきれるという人であれば、他人の力は必要ないかもしれないが、その領域は鬼か神。だから人は人を応援する。棋士が、どのぐらい応援を欲しているのかは分からないところではあるが。

対局者は意気込みを語った後に退場し、畠山鎮七段、和田あき女流初段、小高佐季子女流2級が戦型予想をする。里見女流名人は振り飛車でほぼ確定だが、伊藤女流は何を指すのか分からない。畠山七段は「伊藤さんはこの半年でかなり力をつけている」と評価している。小高女流は制服姿、まだ高校生だ。「伊藤さんとは9才ぐらい年が離れていて、優しい将棋のお姉さんという感じです」伊藤女流二段も中堅の立場だろうか。


そんなこんなで前夜祭は終了。帰りはホテルのバスで出雲市駅まで帰る。

資料類はこちら (shogi-archives.com)


[大盤解説会 会場に向かう]
会場は出雲市駅から徒歩圏内ではないので、何かの交通手段で移動しなければならない。せっかくなので一畑電車に乗ってみる。

電車の事は全く詳しくないのだけれど、藤井七段もこのブログを読んでいるかもしれないので写真を載せておきますw 
詳しい説明は、車両図鑑で。

途中で乗り換えるので2つの種類の車両に乗る。
1.7000系JR四国の7000系を改造したとのことです。

2.5000系元京王電鉄5000系の車両とのことです。京王なら乗ったことあるぞ。

車内の雰囲気は昭和の風情

浜山公園北口という無人駅で降り、15分ぐらい歩いて会場に向かいます。
ちなみに駅前には何もありません。畑や民家が点在しています。


[大盤解説会]
昨日とはうって変わっての晴天。肌寒さはあるが気持ちの良い朝を迎えた。
対局の場は、出雲文化伝承館 松籟亭、大盤解説会は 縁結び交流館 で行われる。
 

この建物で対局が行われている。念を送る。
すぐ横には蕎麦屋 羽根屋伝承館店もあり、誰でも利用できる。
もちろん私も蕎麦を食べる。
 

大盤解説会 会場の開場は13時の予定だが、時間前には50名以上の待ちが発生し予定よりも少し早く開場する。


対局の進行が速いこともあり、大盤解説会が10分繰り上げて13時20分から開始となる。

棋譜は公式サイトより参照ください。
http://live.shogi.or.jp/joryumeijin/kifu/45/joryumeijin201901270101.html


満員で立ち見まで


昼食休憩前までに41手まで進んでおり、互いの玉が囲われないままの際どい折衝となっている。戦型は先手中飛車、後手三間飛車から始まっているが、現局面だけみると居飛車対四間飛車になっている。

既に twitter 解説の池永天志四段は先手有利と言及している。
「後手はこの局面では昼食の味がしませんね」(畠山七段)

大盤解説は畠山七段と和田女流のみで行われ、2回の次の一手クイズの着手待ちの間だけ休憩し、それ以外の休憩無く、ほぼノンストップで進行した。若い和田さんはともかく、畠山先生の体は大丈夫だろうか?

会場は満員。さすが、里見女流名人のふるさと。99%が里見女流名人の応援だろう。ここでも完全アウェイだ。かといって、露骨に里見持ちで解説しないあたりが畠山先生のバランス感の良さだろう。勝つというのは細いロープの上を歩いて渡るのような難しさがあり、一手でも緩めば持っていかれるという厳しさを知っているからこそ、安直に優勢、勝勢という言葉は使わない。

途中、報知新聞からのリクエストで大盤解説会場で観客をバックに食レポシーンを撮影する。

この後、休憩の際に全て食べたとのこと。大きなケーキでしたよ。

次の一手は2回開催され、いずれも和田女流が示した候補手への投票が多く(和田80、畠山20、その他50のような票数)、畠山七段が少し落ち込む。
「和田さん人気だね」
「また来年も呼んでください!」

先手優勢で進んでいた局面において、意外そうな反応をしたのが1回、後手チャンスかもと言ったのが1回。

83手目▲5三金に対して、後手が△6二銀右と指した局面で、△6二銀打を予想していた。
「ここで節約するとは伊藤さんも強気ですね」(畠山七段)
ここで受けきって勝負できそうという形勢判断だったようだ。確かに先手からの攻めが渋滞している。


そして、後手△7四歩に対して、ここで何かチャンスがあったのではないだろうか?この手ではなく、△7七成香、▲同桂、△7六桂から際どく迫れなかったどうか。

早い終局も予想されたが、終わってみれば121手の大熱戦。時間は17時を迎えようとしていた。

ほどなく対局者が大盤解説会場に来てくれる。大きな拍手で迎えられる。
里見女流名人は松葉杖だが壇上にあがる。

里見女流名人の局後の言葉は割と本音が出る。以下、概要。

「里見女流名人から、この一局の感想をお聞かせください」(畠山七段)

「そうですね。(少し間がある)序盤は少し良いかなと思ってたんですが(少し小声で)、その後、攻め合いになってしまって、ポイントを活かした将棋ができなかったかなと。5三金がちょっと、他の手が分からなくて。打ってしまってから、ここは悪くしてしまったかなと思ってました。」(里見)

「秒読みの局面ではありましたが、ツイッター解説でも形勢不明と言われていました。我々も伊藤さんにチャンスが来たのではないかと。どのように考えられていましたか?」?(畠山)

「序盤から慣れない形になって、自分から3筋の交換をして自分でまた歩を打って、形勢は良くないのかなと。5三金の局面で良い手がちょっと見えなかったので。」(伊藤)

里見女流名人は、すっきり勝ったというような表情ではなく、まだ頭の中で振り返っているようでした。(私が何回か見てきた限りでは)勝っても負けても笑顔を見せる里見女流ですが、今日ばかりは首を傾げながらの応対でした。伊藤流の盛り返しと、自分の着手の正当性が噛み合っていないのかもしれません。

両対局者が対局室に戻り、大盤解説会が終了しました。
地元のマスコミがビデオカメラを回したり、観客にもインタビューしたりしています。昨日の某氏も新聞記者と思わしき女性からコメントを求められています。その後、車に乗せてもらい出雲市駅まで送っていただきました。感謝感謝です。地方はやっぱり車が便利ですね。

翌日は、島根日日新聞のトップに。里見さんは地元のスターです。だからこそ、ぎゃふんと言わせたかった。私の念力も及ばずです。

私は日曜日も宿泊し、月曜に帰宅の途に。
出雲は静かな街でした。せかせかした都会の日常を忘れ、しばしゆっくりさせてもらいました。

 

さらば出雲。また逢う日まで。

(@totheworld)

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